【課題２−８　for文のパターン】

＜反復構造＞

Ｃ言語の反復処理の制御文には，for, while, do~whileがある．

＜for文＞

指定された回数の反復処理を行うのによく用いられる．

（構文） for (初期設定式; 継続条件式; 再設定式) {

文;

}

（例） int i;

for (i = 1; i <= 10; i++)

printf("*");

１．初期設定式

反復処理に入る前に一度だけ実行される．一般にループ変数の初期化を行う

２．継続条件式

繰り返しのたびに評価され，真の間，文を実行する．継続条件であって終了条件ではない．

（誤った例） for (i = 1; i == 10; i++)

//始めから条件を満たさないので１度も実行されない．

３．再設定式

ループの最後で実行される．一般にループ変数の更新を行う．

初期設定式，継続条件式，再設定式はいずれも省略可能．ただし;は省略不可．

＜for文のパターン＞

１．複合文の例

int i, sum=0;

long mul=1;

for (i = 1; i <= 10; i++) {

sum += i;

mul *= i;

}

２．2ずつカウントアップする例

int i;

for (i = 0; i <= 10; i += 2)

printf("%d", i);

３．実数の演算を繰り返す例

int i;

double x;

for (i = 10; i <= 20; i++) {

x = i / 10.0;

printf("%f¥n", x*x*3.14159);

}

//実数をループ変数に使うと誤差が生じる．

//ループ変数は整数型を用いる．

４．配列の添字をカウントアップする例

int i, data[5];

for (i = 0; i < 5; i++)

data[i] = i+1;

//添字は0から始まることに注意．

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