【課題1−9 文字データと文字列データ】
<コンピュータが扱う「文字」>
それぞれの文字に対応する数値(文字コード)が割り当てられている.
(例) char
ch1 = 'A'; // ch1にはAをあらわす数値(0x41)が
char ch2 =
'B'; // ch2にはBをあらわす数値(0x42)が
//
入っている.
<ASCIIコード>
半角英数字をあらわす1バイトコード(0~255, 0x00~0xFF).
ASCIIコード表はこちら.
<拡張表記>.
「改行」や「タブ」など通常は目に見えない文字をC言語内で記載する方法.特定の文字の前に円マーク(¥)をつけて表記する.環境によってはバックスラッシュ(\)に表示されることもある.
拡張表記 |
意味 |
拡張表記 |
意味 |
¥n |
改行 |
¥a |
警告音 |
¥t |
水平タブ |
¥b |
バックスペース |
¥f |
改行 |
¥r |
復帰 |
¥¥ |
文字¥ |
¥' |
文字' |
¥" |
文字" |
¥? |
文字? |
¥0 |
文字列終了コード |
|
|
<文字列データ>
二重引用符""で囲まれた0文字以上の文字の列.
<文字列と配列>
文字列データは文字型の配列に格納する.
(例) char
str[5] = "ABC";
// 要素数5の文字型配列を用意し文字列"ABC"を格納
// 配列の要素 中身の文字
// str[0] 'A'
// str[1] 'B'
// str[2] 'C'
// str[3] '¥0'
// str[4] '¥0'
<終了コード'¥0'>
文字列の終わりを示す文字コード.ヌル文字.値は0.""で囲んで文字列をあらわす場合にはコンパイラが最後に'¥0'を付加する.逆に,文字型配列中に'¥0'があるとそこで文字列が終わりと判断される.
<文字列の長さ>
文字列の長さには終了コード'¥0'は含めない.
(例) 文字列"ABC"は長さ3
文字列""は長さ0